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実験動物飼育共同施設
Laboratory Animal Center
施設長 螺良 愛郎

1 施設の整備状況

 本施設は1974年7月10日に1号館から3号館の地下に、面積550m2の規模で開設された。次いで、1号館地下に一部を残し(225m2)、1984年11月に完成した2号館北棟の地下部分(432m2)に移転した。この際、感染動物室、SPF室が新たに設置された。ケージウォッシャー、オートクレーブ、クリーンラック等の機械設備は必要に応じて逐次拡充整備されている。

2 種属別センター飼育動物数の推移と現状

 1989年から1997年までの9年間の種属別センター飼育動物数の推移を利用動物数の多い、マウス、ラット、ウサギについてみると(図1)、マウスでは1992年にマウス肝炎ウイルスの感染が発生したため、一時的に動物数の減少をみたが、現在では9年前に比して約1.6倍に増えており、このうちSPF環境下で飼育されているものは約23%である。ラットについては年度により増減はみるものの、利用数はほぼ横ばいあるいは軽度減少と考えられる。一方、ウサギの使用が経年的に減少しているのが特徴といえる。1997年度のセンター飼育動物数の比率をみると(図2)、マウス81%、ラット16%、ウサギとモルモットがともに1%で、イヌ、ネコ、サル、ブタの占める割合は各々0.1%以下である。

図1 年次別センター飼育動物数の推移 図2 センター飼育動物数の比率

3 利用状況

 ほぼすべての講座が本施設を利用しており、また、利用者数も増加傾向にある。開設以来幾度か利用費の改正が行われている。マウスを例にとると、ケージ当たり1日の使用料金は2円でスタートしたが、1986年には4円になり、今年度(1998年)からは14円に値上がりする。その理由としてはSPF室や感染室以外でもクリーンラックの導入を進めており、それに伴うフィルター費用の負担増による。また、1990年からは利用者の便宜のため、動物飼料のセンター一括購入も始めたが、マウスの場合、ケージ当たり1日6円の加算でこれを利用することが可能である。

今後の展望

 バイオメディカル リサーチにおける実験動物の重要性は云うまでもない。近年のトランスジェニックマウス・ノックアウトマウスの開発とともに、使用動物種も変貌しつつある。この様な現況をふまえ、限られたスペースのなかで現在飼育室の再配分を計画中である。

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