血液検査

 血液検査室では形態学的検査と凝固・線溶検査を行っています。形態学的検査は多項目自動血球分析装置2台を用い、血球算定(CBC)、白血球分画、網状赤血球の測定を行っています。

 白血球分類に関しては、全体の約60%程度を機械で測定した値で報告していますが、血液腫瘍科や小児の検体は技師による目視を実施しています。また分析装置が分類不可と判定した検体も目視しています。その他には、赤血球形態、骨髄像、腹水や胸水の細胞数算定(目視)を行っています。

 止血に関する凝固・線溶検査は、血液凝固測定装置2台にて測定しています。 そして臨床検査の中で最も古くからある検査として赤血球沈降速度(赤沈、血沈)がありますが、この検査も自動測定装置で測定しています。

 外来迅速検査依頼の約90%は、血球算定(CBC)と白血球分画、網状赤血球の機械値は15分以内に、その他の検査は40分以内に結果を報告しています。